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エイム aka DJ CalpiSのBLOG

エイム aka DJ CalpiSのBLOGです。不定期更新。

2015 日本語ラップ 10選

年間ベスト 日本語ラップ

2015年に発売、発表された曲から10曲を選びました。

今年はそこまで細かくチェックしきれなかった、と先に言い訳しておきます。
基本的にはアルバム1枚からは1曲という決まりにしました。
あと、いつも順位付けに頭を悩ませるので今回は順位はつけず10選という形です。
それではどうぞ!
 
 
○Seven Sinners - Jelly, MonyHorse, Kepha, PETZ, JB, Dizzy & Junkman Pro.Chaki Zulu
・今年一番熱心に追っていたのはYENTOWNだったような気がします。ラッパーそれぞれが持っている確立したスキル、それを引き立たせるChaki Zuluのトラック群、新曲が出るたびに知らないラッパーが出てくるクルーとしての謎さ、ファッションの面白さなど全てが新鮮でした。今年はシングルが沢山出ましたが、私がYENTOWNに感じられる面白さを一度に感じられるのはSeven Sinnersではないかと思いこの曲にしました。Higher pt.2やDaijoubu、Ice Cold City、Bussinなどどれも素晴らしいです。YOENTOWNのラッパーだと私はdiZZyがお気に入り。
 
○Limo - SKY-HI Pro.BROKEN HAZE
・AAAの日高光啓の別名義、なんて説明すら必要なくなったであろうSKY-HIが配信限定でリリースしたシングル。BROKEN HAZEが作ったフューチャーベースに、歌に近いラップが乗り、ポップながらもクラブミュージックのトレンドをしっかり押さえた曲に仕上がっています。日本の音楽、特にメジャーレーベルの音楽は基本的に世界的なトレンドからは時差がある、もしくはトレンドを一切無視したものだと私は認識しています。数年前からジャージークラブやらフューチャーベースやらが流行っていてもそれらを取り入れているのはインターネット上でリリースしている耳の早いトラックメイカーたちが殆ど。フューチャーベースがJ-POPやら日本語ラップでリリースされるのはまだかかるかな、もしかしてそんなのはリリースすらないのかなーと思っていたらこれがリリースされて非常に嬉しく思いました。ベースミュージックをやってるアーティストは多くなりましたが、その中でもベースミュージックをポップスに昇華し一般層に届けている貴重な存在なので今後もこの路線をいってほしいと思います。
 
○JUMP with chay - RIP SLYME Pro.DJ FUMIYA
・DJ FUMIYA作のジャージークラブにRIP SLYMEのラップとchayのボーカルが乗った非常にポップな1曲。上のLimoからの続きなのですがこれもクラブミュージックのトレンドをしっかり踏まえた曲になっています。RIPはこれまでもドラムンベースだったり、エレクトロだったり、ディスコだったりとその時のトレンドを上手く取り入れてきましたが、まさかジャージークラブまで取り入れてくるとはDJ FUMIYAの幅広さには恐れ入ります。Limoもそうですが、メジャーレーベルからこういうトラックがリリースされるっていうことが意味があるかなと思います。新しいことをやっている、という面白さも含めてリリースされてからよく聴いています。
 
○ロンリーボーイ - Niyke Rovin Pro.K Beatz 
・今年リリースした1stアルバム「AMAZING STORY」に収録されているこの曲。個人的にNiyke Rovinの魅力と思っているのがメロディーセンスの良さだと思います。声が細めで飄々したラップし、軟派な歌詞を歌うことも多いので特に引っかかりがなく聞き流してしまう曲もあったのですが、ロンリーボーイのような全体的にメロディーが付いたラップの場合はその飄々とした感じが一気に引き立つように思えます。2016年も活躍が期待されるラッパーではないでしょうか。
 
○Dreamin` of you feat.HAIIRO DE ROSSI,SONOMI - hokuto Pro.hokuto
・hokutoが7インチでリリースした内の1曲。メローなトラックにHAIIROの二枚目なラップ、SONOMIがソウルフルに歌い上げるサビが上手く混ざっています。特にSONOMIの歌は近年の彼女関連の作品の中でもかなり良い方ではないでしょうか。イベント終わりの朝方に聴きたい感じですね。MISIAも良いけど2015年だしこういうのをかけてくれたって良いんですよDJさんたち!
 
○DOPE PUSHer - DUSTY HUSKY Pro.NAGMATIC
(試聴がどこにもありませんでした。)
・DINARY DELTA FORCEのDUSTY HUSKY(ex-N.I.K.E)の1stソロアルバムに収録の1曲。NAGMATICのドープなトラックにDUSTY HUSKYのキレキレなラップが乗っています。ここ最近のNAGMATICのトラックがメローでソウルフルな感じのものが多く、ちょっと物足りなさを感じていた頃だったのでこういった不穏さを感じるトラックが尚更良く聴こえた記憶があります。DLIPに関しては信者といってもいいくらいなのであれこれ入れてしまいそうなのですが、ぐっと抑えてこの一曲。
 
○Munchii Bear Cookiis 2015 - 電波少女 Pro.Pigeondust
・オリジナル版のリリースはちょっと前なのですが、この曲に関しては今年リリースなので入れさせてもらいました。今年はアルバム「WHO」をリリースし更に飛躍した電波少女。ニコラップ出身と括られる彼らですが、アルバムリリース後はJinmenusagiやNIHA-Cらとメインストリームなヒップホップイベントに出る機会も増えた印象があります。今後はもっとメインストリームで彼らを見ることも増えていきそうな予感がします。Munchii Bear Cookiis 2015は2013年にリリースされた1stアルバムに収録された「Munchii Bear Cookiis」のセルフリメイクバージョン。オリジナル版は2MCだったのが2015ではハシシだけがラップをしています。これはなんといってもハシシのラップの上手さ。発音だったり文章の区切り方だったりが独特で非常にトリッキーなのですが、メロディーをつけることで耳障りがとても良くなっています。Pigeondustのソウルフルなトラックも素晴らしい。オリジナル版よりもさらにハシシがラップ上手くなっているのもポイント。ニコラップ出身っていうのだけで聴かず嫌いしているのならば是非一度聴いてほしいと思います。
 
○I PAY BACK - tha BOSS Pro.HIMUKI
THA BLUE HERBのBOSSによるソロアルバム。グループのMCとして確立した男が作り出したソロはストレートすぎるくらいのヒップホップアルバムでした。BLUE HERBでは見られなかった外部のトラックメイカーやラッパーとの絡みは非常に新鮮だし、全てが高水準。全員が遠慮なし、BOSSと対等に渡り合おうとした結果のクオリティなのでどこを切り取っても文句無しです。日本のヒップホップシーンを見ても非常に重要な1曲となったYOU THE ROCK、DJ YASとの「44 YEARS OLD」と迷ったのですが、今回はアルバム2曲目、ヒップホップというワードを連呼するBOSSの熱さが爆発したI PAY BACKにしました。
 
○GR8FUL SKY feat. PUNPEE - RAU DEF Pro.PUNPEE
GR8FUL SKY feat. PUNPEE

GR8FUL SKY feat. PUNPEE

  • RAU DEF
  • ヒップホップ
  • ¥250

 

・SKY-HI主宰のBULLMOOSEからリリースされた「ESCALATE Ⅱ」に収録。「ESCALATE Ⅱ」というタイトル、PUNPEEがトータルプロデュースを務める、というのは事前にアナウンスされていたのですが実際どうなの?っていう不安はありました。ここ最近のRAU DEF作品はあまりピンとこず、さらっと聴いたくらいだったのでそこでSKY-HIやらPUNPEEが関わっても大きな変化はないのでは?ESCALATEの良さは出せないのでは?と思っていました。しかしGR8FUL SKYを聴いてその考えが一変。1stアルバム収録のDREAM SKYの続編なこの曲で本当に「ESCALATE Ⅱ」なのだと確信しました。この曲が「ESCALATE Ⅱ」を確かなものにしたと思います。アルバム全体の出来も良く「FREEZE!!! feat. Sugbabe」も今年のベスト級の1曲。(これでもうちょっと尺が長かったら良かったな…)
 
○Too Many Girls Feat. KREVA - tofubeats Pro.tofubeats
Too Many Girls feat. KREVA

Too Many Girls feat. KREVA

 

tofubeatsのメジャー2ndアルバム「Positive」に収録。アルバムのアナウンスがされた時に「tofubeatsKREVA!?最高じゃん!」と興奮しましたが曲もバッチリの出来でした。タイトル通り女の子ものの曲なのですがKREVAtofubeatsの対比具合が面白い。KREVAが引く手数多のモテ男を演じ、tofubeatsがインドアな非モテ(?)トラックメイカー、という立ち位置。今のtofubeats非モテなわけがないのですがなんともリアルな感じです。女の子をwi-fiの電波に例えるあたりがtofubeatsの曲っぽいなと思います。この曲、tofubeatsの曲ですがKREVAのラップがとても良いんです。特筆すべきは韻の硬さ。古臭い聴き方してるよなぁと自分で思いつつも、ついつい「何文字踏んでるか」みたいなのは数えてしまうのです。今作のKREVAは「踏む文字数が多い」というのが一つの特徴としてあげられます。KICK初期のスタイルと比べるとライミングもライトになったKREVAですが今作はその時と比べても遜色ないくらいの韻の硬さで、平均して6文字以上でガンガン踏んでいます。自分の曲よりも客演だと韻が硬くなる、というのが最近のKREVAに見られるような気がします。AKLOの「Catch Me If You Can」やKEN THE 390の「Shock!」とかがわかりやすいですかね。ラッパーとして自力を見せつける感じがあって格好良い。前作の「First Album」と比べるとtofubeats自身の歌唱が一気に減り、プロデューサーアルバムとしての色合いが強かった今作。中でもtofubeatsがラップをしたのはこのToo Many Girlsだけでした。自分の歌があまり好きではないとtofubeatsは言っていたので客演多めで自分の歌唱は少なめというのは理想なのかもしれませんが、私は彼の歌が好きなのでもっと聞いてみたい、というのは贅沢でしょうか。
 
というわけで以上10曲が私の2015年日本語ラップ10選でした。
好きな曲はもっともっとあるし、アルバム単位だとまた変わってきそうなのですが
キリがないので今回は日本語ラップ編はおしまい。
あとはJ-POP編とアニメ声優ソング編も書いていますが年内に終わるかどうか…。
やれるならクラブミュージック編だってやりたいのですがどうでしょうかね。
次はJ-POP編かアニメ声優ソング編のどっちか!書き終わった方から発表します!
 

2015 J-POP 10選はこちら 

aimcalpis.hatenablog.com